まわせルーレット

まわせルーレット

今もあの頃

ゆるふわギャングが奪いにキタ!キタ!

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おそらく今年2017年の最重要ヒップ・ホップ・アルバムですよ、これは!いや、国内の音楽シーン全体から見てもエポックメイキング(意味は知らん、なんだか凄そうだから使ってみた)な作品だーー!

 

それぐらいゆるふわギャング名義としてのデビュー作「Mars Ice House」はフレッシュで突出した輝きに満ちている!

 

そもそも【ゆるふわギャング】とは何か?

 

それぞれソロとして活動していたRyugo IshidaSophie が出会い、意気投合。そこにビートメイカーAutomaticが加わり生まれたのがゆるふわギャングである。

 

ちなみにRyugo Ishida名義でのソロアルバムはこちら。特にSophieがMVにも出てる「キスはゲロの味」は名曲です。

 

 

 

そしてアルバムに先行してYouTubeにアップされてきたMV「Fuckin' Car」「Dippin' Shake」「グラセフ」「Escape To The Paradise」でこれはヤバいとなるわけです。

 

僕も最初に「グラセフ」のMVを見てヴィジュアル、サウンド、歌詞の鮮烈さにすっかり魅了されてしまった。

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ポップでカラフル、でもなんか悪そうな雰囲気が漂っている。これは例えれば毒キノコや猛毒を持つ生物のようなもの。鮮やかな色彩に隠れた毒がゆるふわギャングにも確実にある。だからこそこんなに惹かれてしまうのかもしれない。

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「Dippin' Shake」のMVや歌詞にもあるように優良不良少年少女という言葉がピタリと当てはまる。

youtu.be

 

そしてそして先行MVで注目を集め、満を持して発売されたアルバムが「Mars Ice House」なわけだが、まー期待値を超える最高の内容でした!

 

 

 

ほとんどの楽曲を手掛けるAutomaticはもちろん、よくあるフレーズで言いたくはないが捨曲が本当にない!マジで何度もアルバム単位でリピートして聴いている。

 

特に「パイレーツ」はゆるふわギャングの宣戦布告というか、これから好き勝手にやってメイクマネーしてシーンを席巻してやるという宣言のようで大好きな曲だ!

 

「パイレーツ」のなかで彼らは言う、

 

yea we are パイレーツ 奪いにきた ゆるふわギャングが奪いにきた

 

そうゆるふわギャングは自分たちのやりたいやり方で注目と賞賛と金を奪い取る。

 

それを可能にするぐらいこのアルバム「Mars Ice House」は強力な武器として機能する。

 

どうせ年末年始あたりによくある年間ベスト・アルバムみたいな記事で確実に選出されると思うので、今からガンガン聴き込むことをオススメします。